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慶応ビジネススクール(KBS)の学生がおすすめする会計本

今回は、会計に対してアレルギーのある方に対して記事を書いてみます。

 

おすすめの会計本

 慶応ビジネススクールの授業で受けて良かった授業の一つが会計の授業です。

全く会計の知識がない学生に対して、会計の授業の最初の4時間で複式簿記の知識が徹底され、簡単な帳簿が作れる最低限の知識を学びます。

入学前は会計に対して苦手意識がありました。でも、実際に勉強してみると特に難しいものではないことが分かりました。

実際にビジネススクールでやった授業に近い本がこの2冊です。と言ってもこのうちの1冊はKBSの会計の指定教科書です。

「ビジネスアカウンティング」と「なぜ会計嫌いのあいつが会社の・・」

 

バランスシートをみて、その会社の特徴をつかんでいくのに比例縮尺を使って分析をして行きます。

比例縮尺については、「なぜ会計嫌いのあいつが・・」か元KBSの先生で現在早稲田のビジネススクールで先生をしている山根先生の本も分かりやすいです。

経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ (光文社新書) | 山根 節 |本 | 通販 | Amazon

 

簡単に比例縮尺が作れるサイトもあります。これは便利!

manualkun.com

 

 比例縮尺を使うと自社だけでなく、他社の比較もやりやすくなります。他社と比較することで、その企業の特長が浮かび上がってきます。なぜ、在庫が少ないのか、なぜ現金が多いのか、なぜ有形固定資産が多いのかなど、色んな疑問が湧いてきます。その疑問について自分なりに考えていくと、業界の特徴やビジネスモデルの構造がつかめるようになりました。答えはないので、週刊東洋経済やダイヤモンド、日経ビジネスなどの経済誌などで、知識を補ってもいいかもしれません。

 また時系列で大雑把にバランスシートやP/Lを眺めることで、売上や販管費がどのくらい増えているのか、減っているのか。変化している原因は何かを考えるクセができるようになったと思っています。

 まずは会計本を手にとって、比例縮尺を眺めてみるといいと思います。

 

会計管理の指定教科書であるビジネスアカウンティング。

 

 会計の村上先生の本。この本も比例縮尺をベースに書かれていて、わかりやすいです。

なぜ、会計嫌いのあいつが会社の数字に強くなった?―図だけでわかる財務3表