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ランチェスター戦略とは

ランチェスター戦略。よくこの戦略は弱者の戦略に例えられる。

ビジネスを成功させたいとき、戦略的な発想が重要なのは中小企業も同じです。そこでよく引き合いに出てくるのがランチェスター戦略です。
ランチェスター戦略は、第一次世界大戦時にイギリスのランチェスターが編み出した「ランチェスターの法則」と、第二次世界大戦時にランチェスターの法則から進化した「ランチェスター戦略方程式」をミックスした戦略で、軍事作戦のモデルですが、マーケティングと似ている部分があるため現在のビジネスシーンでもよく用いられています。

 

戦略のエッセンスは下記の4点。

  1. 差別化。人と同じはかなり危ない。
  2. 小さな1位。人は1位の人は覚えるが、2位以下は記憶に残らない。
  3. 一点集中。「強者」は何でもやる。「弱者」は1つに絞る。
  4. 接近戦。常に相手の上をいく作戦を考える。

かつてのソフトバンクランチェスター戦略を参考にしていた。

president.jp

 どんなにニッチでもいいので、「ナンバーワン」をとる。セグメントをとにかく細く切って、競争相手の少ないものをやる。ADSLへの参入は、典型例だろう。

「既存の経営戦略の理論は大企業向けのもので、スタートアップには役には立たない。」これは、戦略の先生から言われた言葉だ。

 確かに、ポーターやバーニーなどの第一、第二世代の経営戦略論はある程度の規模とリソースがなければ実行できない。だからと言ってスタートアップは、何も考えずにやればいいかというとそうでもない。徹底的に考え抜くことは必要だが、闇雲に考えていても時間の無駄だ。限られたリソースの中で、スモールスタートで回していく。走りながら、課題が出てきたら、その場で考え対応していくというスピード感が重要なのかもしれない。

 

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