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SNSを活用したプロモーション

 プロモーションでどのターゲットに対して、どのメディアを使うのか。特にスタートアップの企業にとっては大きな問題の一つだろう。そもそもプロモーションに割ける予算がないしね。だから、知恵を絞って対応していかないといけない。

 

 

 そんな中、年末にロレアルの記事が出ていた。ネット広告の比率を高めるという記事だ。面白いと感じたのは、チーフデジタルオフィサー(CDO)というポジションを設けてweb重視の姿勢をはっきりさせたことだ。マーケティングの責任者もいると思うのだけれども、あえてCDOのポジションを設けた意図とマーケティング担当との意思疎通はどうなのか、色々気になる。チーフマーケティングオフィサー(CMO)だけでもいいんじゃないかとか。

 

ブランド別戦略担当者 広告費、ネット比率45%に
 日本ロレアルが広告・宣伝を大胆にインターネット中心に切り替えている。チーフデジタルオフィサー(CDO)をトップにブランドごとに担当者を配置。広告費に占めるネット経由の比率は前期は30%だったが、2016年12月期は45%とほぼ半分を占める。テレビや雑誌で大量のCMを流す化粧品の定石を脱し、交流サイト(SNS)も駆使してファンを作る。

出所:2016/12/16 日経MJ(流通新聞)

 

 このロレアルの記事で面白いのは、CDOというポジションを設けたのもそうだが、 SNSを活用するということだ。最近は当たり前のようにSNSを活用している企業は多いけど、正直言って、成功事例はまだまだ少ない。SNSのサービスが変わっていく中で、企業側としてもどのサービスを使えばいいのかも手探りなのと、ノウハウの蓄積がまだまざ出来ていないのだろう。

 

 自分もたまに、Facebookやアプリ上の広告を見てしまうことがある。自分のような人も他にもいるはずだ。だから企業はこぞってSNSへの広告を出稿する。一方で、何より重要なのが、web時代だからこそ口コミが重要になっているということではないだろうか。例えば、Amazonで本を買う時も自分は本の評価も参考にするし、楽天で購入する時も、レビューを参考にする。Amazonで古本を買う時は、金額が同じ場合、評価の低い人よりは高い人から購入するの人も多いのでは無いだろうか。また金額がほんの少し高い程度なら、評価の高い人から購入することはないだろうか。自分はついつい評価というフィルターに騙されているのかもしれないが、それを信用してサービスや商品を消費することが多い。

 スタートアップにとって、最初は何も無い状態からモノやサービスを消費してもらうには、使用レポートであったり、顧客の声が大切だ。消費者同士が情報を交換し、助言を与えることは今や珍しいことでは無いしね。

 

 テクノロジーが進歩したことで、企業と消費者の関係はワントゥワンでのコミュニケーションが実現できるようになってますよね。これまでのマス型のマーケティングとは違って、「リレーションシップ型」または「アンバサダー型」というマーケティングコミュニケーションモデルが注目されている所以なのだろうと思います。

 

 前学期は将来を考えて消費者行動論、市場戦略論、マーケティングコミュニケーションのすべてのマーケティング系科目を履修した。新聞を読んでいてもマーケティングに関連することはついつい目を追ってしまうんですよね。