ビジネススクールってどれくらいかかるのかは気になるところではないでしょうか。
なぜなら自分もそうだったからです。自分は結婚しているので、生活費の支出もありますので、入学前に念入りにシミレーションを行いました。当初の予定を大幅に超えてしまっていますが。。学費の話などはブログなどでもあまり情報がなかったので、今回取り上げてみました。
慶應ビジネススクールの学費って?
慶應ビジネススクール(MBA)の学費はおよそ2年間で400万円くらいかかります。
これを高いと感じるか安いと感じるかは、その人の価値観だと思います。ごく普通の人から見れば、高いと感じるかもしれません。大学ですら1年の学費が200万のところはあまりないと思います(医学部などは除きます)。でも、海外のビジネススクールと比較するととても安いと思います。それに、日本で就職や起業を考えるのであれば、日本のケースを中心に扱う授業はとてもためになります。
この正規の学費以外にも、実はかかるものがあります。
一つは、入学式を終えてすぐに始まる1週間の合宿です。これで10万ほどかかります。交通費は一応学割が効きますが、ほとんど安くなりません。この合宿は朝から晩まで勉強漬けの合宿になります。会社を辞めて、学生気分で入ってくると一気に勉強モードに引き戻されます。
秋にも、3泊ほどの合宿があります。これもお金が別途かかります。そして、ゼミに所属すると、基本的にはゼミ合宿などが発生します。先生の方針によって合宿を行わないゼミも一部には存在します。
さらに、授業によっては海外でのフィールドワーク型の授業を行なっているものもあるので、お金がかかりますし、2年生の時に交換留学で海外に行くことを希望するのであれば、渡航費用や生活費が発生します。交換留学の場合は授業料は発生しません。
意外に高い?交際費
意外にかかってしまうのが、交際費かもしれません。KBSの授業ではまず12グループに分かれてグループディスカッションをして、それからクラス討議に入ります。クラスは2クラスに別れています。AクラスとBクラスです。
グループは3ヶ月毎に変わり、1年で4回のグループ替えと2回のクラス替えが行われます。グループ単位での懇親会やクラスでの懇親会、学年単位の懇親会など、様々なレイヤーでの懇親会が企画されます。また授業でも、仲のいい先生とは飲みに行くことも多いです。KBSではサークル活動も活発なので、そっちも飲み会は多いです。
色々な国内MBAの学生やOBに聞いてみると、飲み会はどこも多いみたいですね。
コンビニ中心の食事
KBSの授業は午前中に2コマ、午後に2コマが普通なのですが、午前の授業が終わるのが12時15分で午後の授業は13時から始まります。なので、優雅に外にご飯を食べに行く時間はありません。校舎の1階にローソンとタリーズが入っていますので、そこで買って食べる人が多いです。
自分は当初、お弁当を作って行っていましたが、だんだん忙しくなって辞めてしまいました。休み時間なども、コンビニに殺到することになります。コーヒーやお茶、お菓子など、ちょっとした出費がかさんで行くことになります。
なので、当初、想定していなかった出費が多く重なるのが実情でしょうか。
個人的には、図書費が結構かかっています。これは、投資でもあるので必要経費と自分に言い聞かせています(笑)。というわけで、学生になると収入がなくなるので、一気にシャッシュフローが厳しくなるのです。
MBAは役に立つのか
MBAに行くよりは自分でそのお金を事業に投資して起業した方が良いというのは、本当に真っ当な意見だと思います。なぜなら、MBAに進学するだけで1000万近くかかってしまうかもしれないのです。 本来であれば、この2年で稼げたであろう機会費用もあるわけです。
個人的には、この投資は将来の役に立つと考えています。MBAに進学をしたからこそ出来た経験もありますし、人との出会いもあります。それだけの投資をする分、回収をしようと思ってめちゃくちゃ勉強します。より貪欲にもなります。
MBAに進学しなくても勉強はできます。でもグループやクラスでのディスカッションをするために自分自身で予習をして、自分なりの考えを持って臨わけですが、そこでいろんな考え方や物事の捉え方に触れるわけです。そうすると、自分の視野や思考の癖に気づくことができます。
また学生は失敗が許されます。社会人だとなかなか失敗は許される環境というのは多くはありません。新卒などは別として。こう言った経験ができるのもMBAだからこそ、許容されるのかもしれません。
何がやりたいのかわかっていると、リスクの取り方も効率的になるのではないかと思います。
国内のビジネススクールの比較がまとまっています
慶應ビジネススクール(KBS)については、こちらの記事を参考にしてください。