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着眼点の面白いビジネスモデル

 世の中にはいろんなビジネスモデルがある。(ここでのビジネスモデルとはニーズに対してソリューションを提供し、収益を生む仕組みが出来ているというものを考えます。)そのような中から、今回はそんなニーズがあったのかという驚きや、なるほどと思わず唸ってしまう事例をシェアしたいと思います。

 

そうそう

 そうそうが手がけているサービスは、遺体の安置だ。初めて知ったときはこんなビジネスがあるのかと思ったほどだ。

 

sousou.jp.net

 

 人は亡くなると、お葬式を経て火葬される。ところが、火葬する方のキャパシティは一定なのだが、亡くなる人は増えているので、そうすると遺体を安置する必要が出てくる。一軒家で広い家などは問題ないが、マンションなど狭い家だと苦労するかもしれない。

 そうした時に、「そうそう」のご遺体ホテルがこのニーズに対して解決策を提示する。そうそうは1泊9000円でご遺体を安置する部屋を提供。通常のホテルと違って、特別な接客や大浴場などの大掛かりな施設も必要ない(と思う)。立地も便利なところでなくてもいいかもしれない。そうするとオペレーションコストや固定費を削減できる。なので、しっかりと利益を生む仕掛けができている。ご遺族と亡くなった方がちゃんと過ごせる場所を提供することが大事なのであって、それ以外の要素はあまり重要でないのかもしれない。課題としては、このビジネスモデルは土地と資金とちょっとした営業能力があればできるので、模倣されやすいことですかね。

 

 でも高齢化が進む中、こういったビジネスはニッチだが確実性があるのかもしれない。同様のビジネスで、お坊さん便というサービスがある。

obousan.minrevi.jp

 このビジネスは、お坊さんの派遣から戒名まで全て料金を見える化したことだ。これまで、この業界では金額の設定はあってないようなものが一般的だった。ところが、このようなサービスが出てくると、一気にレッドオーシャン化しかねなくなる。価格競争が始まってしまうからだ。

 世の中にはいろんなニーズにあふれていて、何気なく不満に思うことがあるんだろうけど、それを掘り下げて事業化できるのは才能だと思う。

 

フィルカンパニー

 今や有名になったフィルカンパニーも面白いと思った企業だ。この会社は2016年にマザーズに上場を果たしている。

philcompany.jp

 この会社もスペースを活用したビジネスを展開している。そのスペースとはずはり、空だ。

 都心部には時間貸しの駐車場が数多く存在する。そんな駐車場に付加価値をつけているのがこの企業だ。具体的には、駐車場の上に空中部分を活用して、そこに店舗を作って収益を上げるというビジネスだ。

 イメージとしてはこんな感じ。

f:id:suwajun111:20170423110814p:plain

 都内の一等地であれば、大きな収益も見込める。まさにオーナーともウインウインの関係が築ける。

 

 通常はパーキングがある土地に新たに建築を行う際、既存の駐車場を完全撤廃し、建物を建てる業者が多い。しかし、建物の建築後に入るテナント賃料より駐車場賃料が高く安定的であることから、土地のオーナーが建て替えに渋ることが多いのが現状だ。対してフィル・パークの提案は反対に「駐車場を残す」というもの。収入のあるパーキングを潰すことなく直上に建物を構築するため、土地のオーナーは通常の駐車場賃料にプラスしてテナント賃料も手に入れられるという一石二鳥の今までに無いモデルを提案した。

 また通常は建物を建てると投資回収期間に20~40年もの期間を要するケースが多いのに対し、フィル・パークは建築投資の低コスト化を実現。プロジェクトの平均費用は8000万円ほどだ。これは、通常のビルと比べ5~7割のコストダウンとなることもある。回収期間が5~10年と短いのも魅力の一つと言えよう。

(出所)http://kigyoka.com/news/magazine/magazine_20170209.html

 

 コストを抑えつつ、投資回収期間が短いのも魅力だ。

こういったビジネスを見ると、世の中にはいろんなニーズがあって、ちょっとした気づきで課題を解決できると思いません?まあ、それに気づくのが難しいところなんだけど。だからこそ、MBAのような場でディスカッションをしたり学外でのネットワーキングが生きてくるのだと思います。

 

 まだまだ面白い企業はあるので、またシェアします。