現役のKBS生がオススメする国内MBA受験対策本/参考書 筆記編

 慶應ビジネススクール(KBS)を目指すにあたり、一応、受験対策を行いました。

KBSには秋と冬に2回試験があり、秋に試験に落ちても冬に改めて受験ができます。

私も秋の試験に補欠で合格したものの、入学できず、冬の試験で合格しました。

今回は、KBSの話が中心になりますが、筆記試験に必要な本をピックアップします。

 

 個人的には研究計画書が一番大事でその次に面接が大事だと思っています。特にKBSは。そして最後が筆記試験になるかと思います。

 

 筆記試験はあくまで足切りとして使われて、筆記が決定的に合否に影響するとはあまり思えません。これはあくまで個人的な意見なので、正確ではないですが、周りの同級生や先生方と話を聞いて、自分なりにそう判断しました。

 では、筆記試験についてはそれほど力を入れなくてはいいかというとそうではなくて、教養レベルの知識とアウトプットの力は必要です。

 KBSの筆記はボールペンのみが使えて鉛筆類は使えません。修正液は使えます。ここは理解に苦しむところなのですが、自分なりに考えたことをつつがなく纏める能力を求めているのかもしれません(WBSもボールペンのみですが、フリクションでの受験が可能です)。なので、限られた時間で、自分の考えをアウトプットをする訓練が必要になります。

 

KBSの過去問

 KBSの過去問は、日吉の事務室で誰でも閲覧させてもらえます。ただし、コピーをすることができないので、その場でPCなどにメモをしたりする必要があります。2010年から2016年の過去問を見て感じた傾向は、戦略や組織、マーケティング、経済学などの複合的な問題が好まれる傾向にあると感じています。逆に、早稲田は分野ごとの出題、首都大はポーターが好きなどの傾向があります。

 なので、KBSを受験するのであれば、戦略、組織、マーケティングと経済学の知識については知っておく必要があります。

 

受験対策 オススメ本(個人的主観)

 まずは経営学全般についてまとまった本を軽く読んでおく必要があります。

その際に、コーポレートガバナンスについて、自分なりにどう考えるかなど、意識しながら読む必要があります。

 

1.経営学全般

 

 

 コンパクトにまとまっていて、好きな本です。組織論、戦略論、ガバナンス、リーダシップ、モチベーションなど経営学を理解するために必要な知識や考え方をバランスよく解説されているので、まず経営学について一冊を読んで見たいと考えるのであれば、オススメします。

 

ゼミナール 経営学入門 ゼミナールシリーズ

ゼミナール 経営学入門 ゼミナールシリーズ

 

  この本は内容が硬派でじっくり経営学について知りたいのであればオススメです。ただし、600ページ近くの分量があるので、気になるトピックに絞って読むくらいの方がいいかもしれません。

 

2.戦略

 

戦略の原点

戦略の原点

 

  KBSの清水先生の戦略本。とてもコンパクトに基礎的なレベルから解説されていて、最初の1冊にはピッタリ。

 

[新版]グロービスMBA経営戦略
 

  言わずと知れた、グロービスの経営戦略。昨年、改訂版も出て内容も新しくなっています。基本的なフレームワークとその使い方について知ることができる一冊。

 

 

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略

 

  KBSの戦略の指定図書。ポーターは古いという話もありますが、個人的にはまだまだ学ぶ価値があると思います。KBSに入っても読むことになると思うので、息抜き程度に。

 後に紹介する、経済学の本と読むと理解が進みます。というのは、ポーターは経済学の産業組織論をベースにした理論を用いて、それを戦略に応用しているので、経済学の知識があれば、読みやすくなります。

 

3.マーケティング

 

 

 マーケティングのキーワードについて幅広く解説されています。まずはこの本から一通りマーケティングの概要を押さえる事が出来ます。ただし、最初の基本パートとマーケティング戦略部分のみをしっかり読んで、それ以降の専門分野は軽く目を通す程度で構いません。

 

 

改訂3版 グロービスMBAマーケティング

改訂3版 グロービスMBAマーケティング

 

  こちらもグロービス。事例を踏まえながら、フレームワークの使い方を学べます。受験前には何度も読んだ本の一つ。

 

4.経済学

 

 KBSの過去問を見ると経済学に即した知識がないと回答できないものもあります。レモン市場の話や不確実性など、ほとんどはミクロ経済の基本的な知識が求められていますので、基本的な本を押さえておく必要があるかと思います。

 

 

ミクロ経済学入門の入門 (岩波新書)

ミクロ経済学入門の入門 (岩波新書)

 

  受験当時は出版されていなかったのですが、何と言ってもコンパクト。まずは、ミクロ経済の概要を押さえる。

 

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編

 

  タイトル好きな本ではないのですが、入門レベルという事で。この本のいいところは、経営学に関連するトピックが多い事。規制緩和、技術革新、企業のガバナンスから格差問題まで、教養としての知識も身につける事が出来ます。

 

最後に

 これまで、KBSの試験と主観に基づくオススメ本についてまとめました。本当はもっと紹介したい本もあるのですが、試験に使える本という事で自分なりにコンパクトにまとまっている本をピックアップしました。

 大切なのは、これらの本を読んで終わりではなくて、自分ならどう考えるかです。インプットだけではなくて、アウトプットできるようにボールペンを持って書いて見る必要があります。