アライヘルメット本社に行ってきました
本当に最近はスケジュール調整が厳しくなりつつある。。
さて、アライヘルメットの本社に訪問してきました。
バイク乗りであれば一度は聞いたことはあるブランド名だと思います。
自分もレーサーのレプリカモデルを購入していた時期があり、大変お世話になった
ブランドです。応接間には、歴代レーサーのサインヘルメットなどが飾ってあり、その空間に居られるのが幸せでした!
今回の訪問の目的は、自分の事業計画を紹介してコメントをもらいたかったのと、今後、ヘルメット業界はどうなっていくのかについて話を聞いてみたかったためです。
今回は、常務の方にわざわざご対応いただき、いろいろ話を聞くことができました。
今回初めて知ったのは、アライヘルメットはほぼ手作りであるということです。訪問前までは、ヘルメットって完全機械化生産だと思っていたけど、ほとんどの工程が手作業。しかも熟練した作業が必要な工程ばかり。他のメーカーはどうなってるのかが気になるところ。今回の訪問で特に感じたのは、3つ。
- 完全受注対応
あとは完全受注生産で在庫を残さないようにされていました。無借金経営で堅実にやられている印象を強く持ちました。これはいい部分もあれば、ビジネスチャンスを失っていないかという面もあると思います。
海外だと3ヶ月待ちなんですって。よく3ヶ月も待てるよね。。よほどロイヤリティが強くないと、そこまでは待てないよね。。
- 安全性に対するこだわり
アライヘルメットは安全に対してはかなりのこだわりがあり、とても共感を持つことができました。
ちょっと重くするだけで、事故時に遠心力が働き衝撃が強くなってしまったり、機械化するとある程度の安全性を犠牲にしなくてはならないので微妙な感覚を大切にするために、手作りにこだわっているなど、企業内で安全に対する意識が徹底されているようでした。なので、あまり儲けるためのビジネスはしたくないという思いが強いようです。そうした姿勢を反映してか、海外セレブの間でも評価が高いようですね。
- 商品開発はライダー目線で
社員の方は、皆さん自動二輪の免許を取得が義務付けられています。免許を持っていることが入社時の条件の一つとのこと。なので、自社の製品を直接試し、研究開発に生かすことができますし、社内の横の連携が取れているという印象も受けました。
みんなバイクが好きなんだという雰囲気が社内にあふれていて、好きなことを仕事にできるのっていいなぁと。
日本と違って、欧米のライダーは乗馬から派生してきているということもあり、バイクは上流階級の趣味であると言った話は、興味深かったです。
安全基準を満たすための施設の見学もさせてもらって、改めてものづくりの奥深さを感じた。
自分もアライヘルメットに負けないようなプロダクトを作れればいいなと思ってます。