グロービス学び放題の思考系カリキュラム
グロービス学び放題の思考系カリキュラム
ビジネススクールや企業では考え方について手取り足取り教えてくれる訳ではありません。ケーススタディやOJTで身につけていくことが多いかと思います。
実際のクラス討議やグループ討議、上司や同僚とのディスカッションによって磨かれるのですが、自分自身である程度の知識を身につけておく必要があります。
その知識を動画で効率的に学べるのがグロ放題と呼ばれる、
グロービス学び放題 | ビジネスを学べるオンライン動画サービス
です。
ここでは、看板メニューの一つである思考系のカリキュラム(初級)について紹介したいと思います。そもそも、論理的に考えるとはどのようなことなのでしょうか。思考系のカリキュラムでは論理的に考えることはどのようなことかを分かりやすく、動画を通じて教えてくれます。
グロ放題の思考系のカリキュラム(初級)は、大きく分けると3つのパートに分かれているように見えます。
なぜ、この3つのパートが必要なのかというと、問題解決に必要だからです。問題解決には、直感や感性も必要だと思いますが、土台となるのは分析力と構築力です。
問題解決には、何が本質的な課題なのかを見極めて問題を特定しなくてはなりません。この問題の特定ができないと、何をしてもぼやけてしまいます。そこで必要なのが、ここの思考パートなのです。
ロジカルシンキングパート基礎
グロ放題の思考系カリキュラムの根っこ部分になるのが、この基礎部分です。
ロジカルシンキングについて基本となるツールを学んでいきます。ロジカルであるとは、話や文章構造が論理構造を備えていて、根拠から主張を導出するプロセスに納得性があることです。
現実には、論理的に導き出された答えは一つとは限りません。未来が予測できないのと同じで、いくつもの答えがあります。要は、正しい答えを出すことではなくて、根拠から主張を導出するプロセスに納得性があることが大切なのだと思います。
よって、この基礎編は納得性を持たせるための土台を作る部分になります。
ロジカルシンキングパート応用
応用パートは基礎編の拡張というよりも、基礎編を補完する方に近いかもしれない。なぜなら、トピックに一連の繋がりがあるというよりは独立したトピックとしても成立するから。なので、最初は、こんな知識もあるんだくらいに押さえておく程度で十分だと思う。
自分もZOPAとBANTAなんて知りませんでした。知らなくても、基礎編を押さえておけば十分だと思います。
統計
分析の本質は分けること。だから、大きな課題を小さく細切れに要素分解して問題の本質に迫っていくことが必要になります。分析には大きく2つあると思っていて、一つは要素に分けるということと、もう一つは情報収集やメッセージの抽出を含む意味での「実践的分析」があると思います。この統計パートは後者の意味合い(メッセージ)の抽出に必要なツールになります。
- 散布図
- パレート分析
- クロス集計
- 回帰分析
- 相関分析
- 感度分析
- 時系列分析
- 度数分析
- 定量分析の5つの視点
ここでも、図表などを活用して、わかりやすく説明してくれています。
基礎編などもそうなのですが、実際には手を動かさないと、使いこなせないと思いますので、統計などはExcelなどを活用して実際のデータを使ってやってみると、さらに理解が深まると思います。総務省などのデータもあるので、そちらのデータを使ってやってみてもいいかと思います。
最後に
この思考系カリキュラムの動画を1回見たからといって、使いこなせる訳ではありません。英会話の動画を見て、すぐに喋れるようになるかといえば、そうではありません。何度も、英会話の動画を見て、自分の耳と口を使って少しづつ喋れるようになる訳です。
上のキャリアを目指す人やこれから学ぶ人にとっても、問題解決は必須です。今学んでおけば、他の人には真似できない、スキルが身につくと思います。
この初級編を終えると次は、中級編になります。初級編ではロジカルシンキングを中心に扱ってきましたが、中級編ではクリティカルシンキングやネゴシエーションといった実践に近いものを学んでいきます。
ロジカルシンキングは、前提や根拠に基づいて結論を導き出してきましたが、クリティカルシンキングは前提や根拠を疑うことから始めます。通説や常識を疑うこと、自分がグロービスのクリティカルシンキングで学んだ一つです。ぜひ、無料体験を通じて勉強を楽しんでください。