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SPRINT プロジェクトの進め方

 今学期は村口先生のベンチャーキャピタリスト養成講座を受講しています。

この授業では今の所、毎回レポートが課されているのですが、その中でも今回はGoogle Venture(GV)で採用されている手法にSPRINT(スプリント)に関する課題がありました。

 

www.amazon.co.jp

 

SPRINTとは何か?

 アイデアをプロトタイプの形に素早く落とし込み、それを顧客とテストすることによって重要な問題に答えを出す手法のことです。

  スタートアップは事業領域を特定し、顧客のニーズを把握し、それに対してソリューションを提供しています。しかしながら、スタートアップを立ち上げるに当たって、誰と何を、どのように作業を進めていいのか分からないことがあります。1年前の自分のように。

 

 これまでアイデアを出すといえば、多くの人はブレーンストーミングで意見を出し合って、意見を集約するというのが一般的かと思います。もしくは一人ブレスト。

 ここで提案されている「スプリント」とは、GVが活用しているプロセスで、アイデアをプロトタイプの形に素早く落としこみ、それを顧客とテストすることによって、たった5日間で重要な問題に答えを出す手法をいいます。たった5日ですよ!すごいよね。今の自分なんて、どんだけ時間がかかってるんだろうかと思う。

 

 この手法は、事業戦略やイノベーション、行動科学、デザインなどの手法の「ベストヒット」集をどんなチームにも活用できる段階的プロセスにパッケージしたものです。

 無駄な作業を排除し、リソースの投入を効率化させるとともに、失敗のリスクも低減できるとしています。

 スプリントのメリットとしては、チームにすでにそろっている人材、知識、ツールを活用できる点である。スプリントを行うスタートアップは、堂々巡りの議論をすっ飛ばして、たった1週間で数ヶ月の自分の仕事をやってのけるのが一番のポイントかと思います。

 

SPRINTの手順

 具体的な5日間の流れはこんな感じ。

  1. 月曜日に問題を洗い出して、どの重要部分に照準を合わせるかを決める。
  2. 火曜日に多くのソリューションを紙にスケッチする。
  3. 水曜日に最高のソリューションを選ぶという困難な決定を下し、アイデアを検証可能な仮説の形にかる。
  4. 木曜日にリアルなプロトタイプを完成させる。
  5. 金曜日に本物の生身の人間でそれをテストする。

 

個人的な課題

 1章では、課題を見抜く。 複数の不明確な部分で、もっとも明らかにしなければいけない部分は何かを考える。そして2章はチームを集める。生産性を確保するために、7名以下にする。

 個人的に、一番難しいのがこの3章であると感じているが、これを実行できるかできないかは、そのスタートアップの本気度を試すものと置き換えて考えられるのかもしれない。そのルールは以下の通り。

 

  • 「5日間連続」でスケジュールを確保すること
  • 「デバイス禁止」
    • 休憩中は利用可能
    • 部屋を出てデバイスをチェックするのはOK
  • ホワイトボードと文具を用意し、思考力を高める
    • ホワイトボードは2枚で、移動式のもの
    • イデアペイントと紙

 

 まず一番大きなハードルは、「5日間連続」でスケジュールを確保することである。これは、時間の中断が生産性を大きく損なうという理由からである。

 5日間の朝10時から17時までの時間を確保することが、これまでの彼らの経験則から得られた結果だということだ。まあこれができるってことは、本当に素晴らしいチームだと思うし、リーダーの本気度がどれくらいあるのかが試されるのと、ファシリテーテーの能力が問われるのではないかと思う。

 

 この本は、社内プロジェクトなどにも応用はできると思うし、プロセスが丁寧に描かれているので、参考になるかと思います。読みやすい本でもあると思いますので、是非、本屋で立ち読みでもしてみてください。

 

 

 

 

 

Tokyo VR Startups 第3期

 Tokyo VR Startupsの第3期のプレプログラムへの参加が決まりました。

そもそもTokyo VR Startupsというのは、VR・ARに特化したアクセラレータープログラムです。

tokyovrstartups.com

 

 5月20日にピッチを行なってきました。金曜と土曜の2日間で20〜30のチームが参加したようです。ピッチ会場に到着すると、控え室に通されました。どのチームがどんな内容で、どんなピッチをしているのかはわかりません。

 前のチームが質問を多く受けていて、ちょっと時間が押していますとだけ伝えられました。15分ほど遅れてスタート。チームの紹介と事業計画に関するピッチを10分行い、その後質疑応答という流れです。これまで多くのピッチをこなしてきましたが、VR/ARの専門家の方々はまた違った切り口で質問をしてきます。チームを組む際に、どうしてその人を選んだのか?これまでの社会人経験で達成したことは何か?なぜ大学院に進学したのか?など。プロダクト以外の質問も多かった印象です。

 

 プロダクトに関しても、個人的には参考になる質問が多く、今後の事業戦略を考える上でとても参考になりました。例えば、自分たちの強みは何か、なぜそのサービスが必要なのか、それは今でなくてはならないのか、本当に作れるのか、、など。

 ごく一部の質問ですが、これまでの自分たちのプロダクトや目指すべき姿など、改めて考えるいい機会になりました。

 

プログラム概要

 

 このアクセラレータープログラムは、前半2ヶ月のプレプログラムと後半4ヶ月の合計6ヶ月のプログラムです。前半の2ヶ月では、専門家からのアドバイスをもとに、事業計画を製品設計に落とし込んでいくことができます。その後、中間発表があり、これを通過すると後半のメインプログラムに参加という流れです。この半年で、プロトタイプを作成していきます。個人的には期間が決まっているので、やることが明確化できて助かります。

 

プレプログラムの特典としては2つ

  1. オフィススペースの提供。24時間利用できるオフィススペースが割り当てられます。
  2. メンタリングの実施。経験豊富な起業家やVR/ARの専門家に相談に乗ってもらうことができます。

 

このプレプログラムを終えると、次のメインプログラムに進みます。

ここでは、開発資金の提供や開発環境の提供など様々なサポートがあります。

とはいっても、このプログラムに参加することで、お客さんを紹介してくれるわけでもなく、製品を作ってくれるわけでもありません。あくまで自分たちが動かしていくものです。なので、期限内に実行するというプログラムなので、自分にはちょうどいいと考えています。

 

もっとスピード感を出してやりたいんだけど、空回り。

今回のプログラムではフルコミットできるメンバーを入れることも条件になっているので、チーム集めって本当に難しい。すんなり行ってる人とかを見ると、本当に羨ましい。自分の伝え方の問題なのか、熱量の問題なのか。いろいろ考えさせられる毎日。

 

ゼルダの伝説のレビューに共感

 ここ数十年ゲームというものに触ったことがない。

そもそもスマホにゲームアプリは一度も入れたことがないし、だいぶ前にプレステ2を買ったのが最後だと思う。

 

そんな時、たまたまニンテンドーSwitchに関するニュースをみた。

このレビューは個人的には秀逸で、これまでAmazonのレビューの中でも心を動かされたレビューの一つかもしれない。もし、自分が購入検討者なら確実に購買意欲を掻き立てられたと思う。

 

おそらくレビューを書いた人は自分と同じ年齢層であると思う。あくまでレビューを読んだ内容から自分が推測しているだけだけど。

 

getnews.jp

 

レビューの一部を抜粋。1万2000人の人が参考にしているだけでもすごい。

自分もそのうちの一人

 

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今回のレビューは購買を検討している人にとっても、購買を考えていなくても、衝動買いをしたくなる後押しになっている可能性は十分にあるわけです。

個人的には、衝動買いのプロセスについても関心があるので修士論文でも触れてみたいと考えているのですが、これが奥が深い。

 

そもそも評価とはコトラー先生によれば、「信念と態度を反映したもの」と言われています。ここでいう、信念とは人がモノやサービスなどに対して持っている考えを言葉で表したものであり、態度とは、「ある個人が持続して有する、物事や考え方に対する好意的または非好意的な評価、感情、行動の傾向」とされています。

 

物を買うときの気持ちを、どう捉えるのかは難しいのかもしれませんが、個人的に気になっているテーマの一つです。

川崎重工へ行ってきました

 今日は西明石川崎重工さんに訪問してきました。

川崎重工さんは現在AIを活用した自動二輪のツールの開発を進めています。

www.khi.co.jp

 

 自分も現在、AIを活用した自動二輪のデバイスを開発しているので、情報交換を兼ねてアポイントをいただくことができました。新幹線で新神戸まで先に行ったのは初めてです。

 

 現在、自動二輪のマーケットは3兆円ほどあるようですが、ライダーの高齢化が深刻で若い人のバイク離れが顕著です。一方で、東南アジアなど外国のマーケットは伸びています。

gyokai-search.com

 

 個人的には、二輪マーケットをもっと活性化して、安全でワクワクするような世界を作っていきたいと思っています。ただ、デバイスの製作も一筋縄でいかないのと、多くの課題があるので、簡単ではありません。資金も人材も足りないづくしではありますが、スタートアップだからこそ出来るものを作っていきたいと思います。

 

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 新幹線から航空機まで。すごいよね川重。

 

 

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 昔はKAWASAKIのバイクに憧れてました!

事業計画書

リンク先にある19社のピッチ資料。

こういった資料で多くの資金を調達して、世の中に新しいサービスを提供してきたなんてすごいですね。

書き方はもちろん、どんな世界を作っていきたいのか。

今見てもとても新鮮に感じる。

 

英語ですいません。。でも直感的にわかるものが多いと思いますので、ぜひ参考にして見てください。

 

attach.io

 

Airbnbの資料を見ても、グラフやちょっとした数字だけだったり、分かりやすいものばかり。ついつい、伝えたいことが多いといっぱい詰め込みたくなってしまうもんだけど、本当に必要な情報に絞ることで、クリアになってますよね。

自分も見習わないと。

 

 

機会発見 新規事業のネタ探し

 昨年、事業計画を考える上で、とても参考になった本がある。

機会発見という本だ。確か以前にも少し紹介した気がする。

 

機会発見――生活者起点で市場をつくる

機会発見――生活者起点で市場をつくる

 

 

この本が優れているのは、ネタの探し方が具体的ですぐに実践できることにある。

  1. 機会発見とは何か?
  2. 機会発見のプロセス
  3. 課題リフレーミング
  4. 日記調査とデプスインタビュー
  5. エスノグラフィ調査
  6. 情報の共有と整理
  7. 機会フレーミング
  8. 機会コミュニケーション

 この目次からもわかるように、順序立てて説明されている。調査の仕方からインタビューの仕方まで、丁寧に書かれている。

 

 この本では機会発見を「枠外の視点を探索して、統合・構造化によって新しい市場を創出」するアプローチとしている。

そして、それはロジックではなく、デザインシンキングを用いたもので、「枠外の視点」を重視していることだ。

 

既知の問題を分析的に解くアプローチが有効なのは、状況が明確で、データが取得しやすく、論理的意思決定によって大きな成果が見込めるシーンである。 市場が安定的で、将来のロードマップも明確で、顧客ニーズのデータを収集しながら、いくつかある打ち手を分析し、選択的に意思決定を行なっていくような状況においてその真価を発揮する。

 

 

 一方で、機会発見のアプローチは、「既知の枠組みの中で考えようとすると、どうしても従来の延長線上のビジネスにとどまってしまう」ため、枠外に漏れている要素を大切にしている。また、定性情報の扱い方や情報を統合的に操作することを重視している。

 

 ただ注意したいのは、あくまでネタの見つけ方であって、それをどう実行するかについては、触れられていない。実行する方が難しかったりする。

 

イーロン・マスク

EV(電気自動車)のアイデア自体はかなり古くからあったのに、なぜ誰もつくらなかったのか。それはアイデアを実行することが、思いつくより難しいからだ。

と述べているように、実行する方が難しいからだ。

 

でも、まずは事業のネタを探して見たいときは、この本は参考になると思います。

 

JR東日本のアクセラレータープログラム

 JR東日本アクセラレータープログラムを始めますね。

このプログラムには、JR 東日本への提案内容に応じて、概ね起業10年以内の企業を対象とする「アクセラレーションコース」と、起業しているか起業後まもない個人を対象とする「インキュベーションコース」の2つのコースが用意されているようで、応募エントリーも開始されています。

 

www.jreast.co.jp

 

 

応募を受け付けるテーマの参考として、JR 東日本が直面する5つの課題がある。列挙すると次の通りだ。

  1. 人手不足(自動化、ロボット化のニーズ)
  2. 働き方の変化(モバイルワーク、サテライトワーク)
  3. 交通モードの変換(例えば、新幹線で地方駅に到着後、新幹線がいくら速くなっても駅から先の足の便に難が残る。鉄道とのライドシェア、自動運転などとの連携課題)
  4. スマホ(駅ビル入居8,500テナントへ提供している18,000台の決済レジ端末の応用、情報のパーソナル化など)
  5. インバウンド(多言語化、荷物、ガイドなど、会社としてのみならず、社会として適切に対応できる環境の構築)

 

いろんなアイデアがあると思うので、漠然と起業を考えている方は、こんな機会を活用するのもいいきっかけになると思います。

 

自分もちょっとのぞいてみようかな。

 

ちなみに東急電鉄も似たようなことをやっています。

www.tokyu-ap.com